竿が「折れる」なんてことが、じっさいあるものなんですね…
初めての、ルアーフィッシング。
ビギナー用のバスロッドと、なんだか釣れそうなルアーをひとつ。
東京、春の多摩川。
背丈ほどもある野草が紫の花をつけ、
ぐいぐいと背を伸ばす河川敷。
かろうじて見える道を進み…
ふた股にわかれる道を、左にすすむと、
あのモンスターがいる事件現場に…
護岸ブロックの先は、
水深が10〜30センチほどの浅瀬。
そこから、溜まり淵のようになった場所にチョロチョロと、
水が流れ込んでいました。
そこに、ヤツがいたんです。
護岸横のテトラ脇を狙って投げた
ジャッカル「リズムグラブ」を、
シュッと吸い込んだ、この魚。
推定45cm超の、(おそらく)ニゴイ!?
実は、この日のこの魚、
わたしにとって「人生で初めてルアーで釣る魚」のはずでした。
それも、本日の一投目。
エサ釣りは経験があったものの、いきなりこんなヒットがあるなんて…
パニックになりそうな自分を必死に抑えながら、
すこしずつ河岸に近づき、キャッチ目前というその瞬間…
「バギャッ!!」
という不吉な音とともに、
右手の竿が「ふっ」と軽くなり…
気づけば、買ったばかりのバスロッドは、
見事にまっぷたつなのでした。
逃がした魚は大きいね。