クルマを所有していない、という方でも、気軽に家族でキャンプに行くことはできます。
「借り」れば済むからです。
レンタカーもありますが、最近では「カーシェア(カーシェアリング)」も人気です。
この記事は、カーシェアをまだ使ったことのない方向けの記事です。
いま持っているクルマでは、家族全員とキャンプ用品を積むのは難しい、という方も、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント
- カーシェアリングは、「必要なときにだけ、必要なクルマを」というサービス
- 入会方法もお手軽。サクッと入会できちゃいます。
- 予約はネットやアプリから。
- キャンプや日常生活にも、「所有しない自由」で幸福度があがるかも!?
カーシェアリングでできること
カーシェアリングというサービスを一言でいうなら、「必要なときだけ、気軽にクルマを使うサービス」です。
だったら、レンタカーでもいいのでは? と思いますが、カーシェアリングは
- 10分・15分単位の短い時間単位で利用できる
- 車両クラスごとの検索で、目的にあわせたクルマ選びができる
- おおくが駐車場から出庫して、使い終わったら自分で戻す、という無人サービス
- ガソリン満タンで返す必要がない
- 返却時間の延長もアプリでOK
など、短時間でもより気軽にクルマを使えるサービス体系に特化しています。
たとえば、「明日、IEKAで買い物したいから、10時〜15時でカーシェアリング予約しておこう」とか、「子どものお迎えがあるから、1時間だけ予約しよう」みたいな使い方ができます。
ただし、おおくの大手カーシェアリング・サービスでは
- 初回利用時には、専用の会員証(ドアロック解除キーにもなる)を取得する必要がある
- 月額会員費がかかる場合がある
- チャイルドシートなどのオプションは基本なし
- かならず出庫した場所に戻すのが基本プラン
というのがカーシェアリングの注意点です。
利用する前に、どのサービスが自分にあっているか、よく調べてみましょう。
一度使ってしまうと、その手軽さに「あって当たり前」の生活になります。
キャンプのような特別なシチュエーションだけでなく、ふだんの生活でも活用できる場面はたくさんありそうですね。
カーシェアリングを利用するには
全国47都道府県に1万ヶ所以上のステーションを展開するカーシェアリング大手、「タイムズカーシェア」を参考に、利用をはじめるまでの手続きをみてみましょう。
近くに「ステーション」があるか確認しよう
タイムズカーシェアのメニュー「ステーション検索」から、よく使いそうなステーションを探してみましょう。
ステーションとは、カーシェアリングで使えるクルマが駐車されている場所のこと。
自宅や職場など、よく滞在する住所を基準に探すのがポイントです。
気軽にクルマを使えるといっても、近くにステーションがなかったら、そこに行くまでが大変です。
入会申し込みは、4つの方法から選べる
近くにステーションがみつかったら、次は「入会」です。
タイムズカーシェアのステーションは、ほとんどが「無人」の駐車場になっています。
クルマのロックを開けるには、入会時にもらえる「会員カード」が必要です。
タイムズカーシェアの入会方法は
- ウェブ申し込み+店舗でカード受け取りの「クイック入会」
- ウェブ申し込み+郵送でカードを受け取る「インターネット入会」
- 発行手数料が無料になる「カーシェア説明会」
- 入会用の機械で申し込む「無人入会機」
以上、4つの方法があります。(2020年1月現在)
近くに「店舗」があり、すぐにでも利用したい場合は「クイック入会」が一番手軽ですね。
ウェブやアプリからかんたん予約
入会手続きが済んだら、タイムズカーシェアのマイページから、クルマの予約をします。
近くのステーションで、希望の時間帯に空いているクルマがあったら、予約をしましょう。
予約をすると、登録しているEメールに予約確認メールが届きます。
ステーションで、クルマに乗り込もう
予約時間になったら、ステーションのクルマを探しましょう。
おおきなステーションでは、10台以上のカーシェアリング用車両が並んでいたり、複数階にわかれて駐車されているケースもあります。
予約確認メールで「車両ナンバー」などを確認し、予約したクルマを探しましょう。
ドアロックの解除(解錠)の仕方は、会員カードを「カード読み取り部分」にかざすだけ。
- 車体のリヤウインドウまたは右側後部窓にあるカード読み取り部分を探す
- 会員カードを、カード読み取り部分にかざす
- ドアロックが解除されたら、車内のグローブボックスからキーを取り出す
- エンジンを始動する
という順番です。
さあ、あとは出発、といきたいところですが、注意したいのが「スタンド看板」の処理。
これは、他の車が誤って駐車スペースを利用しないように置く看板ですが、出発時に移動し忘れたり、出庫後に元に戻し忘れたりしがちです。
詳しくは、こちら。
カーシェアリングで行くファミリーキャンプ
さあ、これでクルマの準備は整いました。
近くにステーションがあれば、クルマを手配して自宅に戻り、キャンプ用品の積み込みを始めるまでに、30分もかかりません。
この手軽さが、おすすめのポイント一つ目です。
でも、それだけではありません。
キャンプの目的や、持ち込むキャンプ用品の量、いっしょに行く人数によって、「クルマを選べる」ことも、カーシェアのたいせつなポイントです。
参考に、タイムズカーシェアで選べる車種のなかで、定員や積載能力がファミリーキャンプ向きのものをいくつかピックアップします。(2021年1月現在)
ファミリーキャンプで乗り比べてみたいクルマたち
定員:5名
駆動:2WD/4WD
2列シートの5人乗り。荷室の容量にもゆとりのあるコンパクトSUV。
定員:8名
駆動:2WD/4WD
3列シートの8人乗り。低床、スライドドアでらくらく乗り降り、子どもがいっしょでも安心のミニバン。
定員:7名
駆動:2WD/4WD
3列シートの7人乗り(4WDは6人乗り)。荷物の積み下ろしが楽な低床と、小回りしやすい車体サイズのミニバン。
定員:5名
駆動:2WD/4WD
2列シートの5人乗り。コンパクトな車体ながら、高さ&長さも十分な室内空間がポイント。運転しやすい視野の広さも特徴。