家族でキャンプに行きたいと思っているあなたへ【まず、何から始めるべきか?】

なぜ、キャンプを始めたいと思いましたか?

「妻や子どもから行きたいと言われた」

「ネットでキャンプが流行っていると聞いて…」

「リモートワークが増え、家族との時間を考えなおした…」

「友人から誘われて…」

「以前から興味があったが、やる機会がなかった…」

いろんなきっかけがあると思います。

動機によって「◯◯◯をして、家族と楽しみたい!」という理想の形は、それぞれ違うはずです。

家族とキャンプを始めるために、大切なことだけに絞って整理してみましょう。

今回は「家族とキャンプをしたいと思うけど、何から準備すればいいのよ…」という方向けの記事です。

キャンプを構成する要素は「ひと」「コンテンツ」「じかん」「ばしょ」「もの」「かね」

ファミリーキャンプは、家族という限定された参加者のための、特別に設られた「イベント」です。

ビジネスとしてイベントの企画運営をしている方はすぐにピンとくると思いますが、イベントにおける成功は、以下の構成要素をどれだけ考え抜いて準備できるかに左右されます。

  1. 「ひと(人)」=参加者、運営者、企画者、出資者などあらゆる関係者のこと
  2. 「コンテンツ(内容)」=なにをするか、どんなことを目的としたイベントか
  3. 「じかん(時間)」=いつ開催するか
  4. 「ばしょ(場所)」=どこで開催するか
  5. 「もの(物)」=どんな資材が必要か
  6. 「かね(資金)」=すべてを揃えるために、いくらのお金が必要か(そして、どうお金を用意するか)

「家族でキャンプに行く」という条件なので、1の「ひと(人)」はすでに揃っています。

のこりの2〜6について「いかに自分が思い描くファミリーキャンプを実現するか」を考えてみましょう。

「家族とどんな楽しみ方をしたいか」でキャンプを企画する(参加者の目的をひとつに)

最初に「動機」のお話をしました。

「なぜ、家族でキャンプをしたいと思ったか?」

一番最初にこの質問をした理由は、「動機によって、自分が思い描くファミリーキャンプのカタチが変わるから」です。

自分と親、自分と子ども、自分と妻(夫)という関係は、家族という近しい間柄ですが、好みや考え方の違う「ひとりの個人同士」です。

自分が良いと思った行動が、家族にとっては理解されないことって、たくさんありますよね。

せっかく家族でキャンプを楽しもうと思っても、自分ひとりで考えたアイディアのもと実行したキャンプで、妻(夫)や子どもがシラけた反応だったら、悲しいじゃないですか(涙)

そんな心折れる事態をさけるために、まずは「家族とどんな楽しみ方をしたいか」を整理してみましょう。

「キャンプで◯◯◯をすることで、家族と楽しむ」というテーマを決める(コンテンツを設定する)

家族でキャンプに行きたいと考えているあなたには、何かしらのきっかけがあったはず。

そのきっかけから「キャンプで◯◯◯したいな」は、ぼんやりと見えているはず。

頭の中で、いちど整理してみましょう。

そして、たいせつなポイントは、「家族の意見とすり合わせる」です。

かんたんなことですが、これがなかなか見逃しがち… 笑

例えば、「キャンプに行って、家族と川遊びをする」というアイディアがあったら、これを妻(夫)や子どもたちと共有しましょう。

そこでお互いの意見を交換し、家族としての「目的」が設定されたら、ファミリーキャンプは成功したも同然です。

テーマが実現可能な時期・時間帯を確認する(スケジュールの設定)

テーマ例)キャンプに行って、家族と川遊びをする

川遊びができる時期は限られます。

日本国内のたいていの地域では、川遊びができるのは夏場ですね。

また、1日の中でも、日が暮れたあと、夜間の川遊びは、言うまでもなく危険が伴い、推奨されません。

目的のテーマを実行するにあたり、季節や曜日、時間帯などをあらためて見直してみましょう。

テーマが決まったら、どこで実現可能かを調べる(ロケーションの設定)

テーマ例)キャンプに行って、家族と川遊びをする

バーベキューや焚き火をテーマに設定するなら、できるキャンプ場はたくさんあります。

でも、「川遊び」の場合は、どこでもできるわけではありません。

川遊びが許される、環境とルールが整ったキャンプ場を選ぶ必要があります。

家族と楽しみたいテーマが実現できるキャンプ場を、まずは探しましょう。

必要なものをリスト化する(資材購入・手配の準備)

テーマ例)キャンプに行って、家族と川遊びをする

やりたいこととキャンプ場が決まったら、おのずと「必要な物」は見えてきますね。

川遊びができるキャンプ場はたくさんありますが、場所によって、必要な物、持ち込むべき物、借りられる物、必要無いものが違います。

まずは、川遊びに必要なものをリストアップしてみましょう。

(参考例)川遊びに必要な備品リスト

  1. ウォーターシューズ(運動靴でも代用可)
  2. 乾きやすい半袖短パン
  3. ゴーグル(シュノーケリングマスクも可)
  4. ライフジャケット
  5. 救急セット
  6. 虫除けグッズ
  7. 水鉄砲
  8. 虫取り網
  9. 釣り具
  10. 飼育ケース
  11. 浮き輪 ほか

備品リストのうち、1〜6は安全や健康の確保上、必須と言えます。かならず揃えておきましょう。

それ以外の備品は、キャンプ場によってはその場で購入やレンタルが可能な場合があります。

キャンプ場の予約の際に、ウェブサイトや電話などで確認しておきましょう。

初めてのファミリーキャンプに必要な備品は?

キャンプに必要な物は、「消費アイテム」と「耐久アイテム」という仕分け方を使うと、整理しやすくなります。

  • 消費アイテム=一度使ったら、使えなくなってしまう物。食材、燃料、キッチンペーパーなど。
  • 耐久アイテム=長期にわたって使えるもの。テント、ペグ、テーブル、調理器具、ライトなど。

テントや調理器具などの耐久アイテムは、何度でも使える分、比較的価格の高いものが多いです。

一方の食材や燃料といった消費アイテムは、ひとつ一つは単価の低いものが多いのですが、キャンプの現場で消費してしまうものです。

初めてのファミリーキャンプを実現させるために、

  1. 最低限必要な耐久アイテムを揃える
  2. 次に、そのキャンプのテーマを実現するための消費アイテムを揃える

という順番で考えると、無駄なものを買わずに済むでしょう。

企画の全体像が見えたら、必要資金と予算に合わせて調整し、「実行」です!

それぞれの要素にわけて考えれば、ファミリーキャンプというイベントの企画は準備万端です。

予算にあわせて各項目を調整し、さあ、あとは当日に実行するだけです。

この準備から、家族でいっしょに共同作業をするのがおすすめです。

家族みんなで作り上げた「はじめてのキャンプ」ぜひ楽しんでください!

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